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濱野裕生
濱野裕生

2021年01月02日

〇・独り言:02

〇・独り言:02

☆・悔悟なき介護。

 私は母が痰を伴う咳をする姿を見たことがありません。咳には心臓疾患性のものもあるんですが、心臓が弱い母の咳き込む姿さえ私は目撃した事がないんです。その母がエアコンの修理後にコホン・コホンと顔をしかめて咳をし始めたんです。そして、翌朝には発熱が始まり、咳がどうしても止まりません。酸素摂取量を測れば91,87,84・・と次々と下がり、枕元に備え付けられた酸素供給器からは母に酸素が・。レントゲン写真をみる限り肺炎状態というのは経験(後述)上から理解できました。しかし、「何故なんだろう、抗生剤が全く効かない」と主治医のAさん。

 僅かな知識しかない私でしたが、「この写真は誤嚥性肺炎を示しているんじゃなく、肺全体に増殖しているカビ(真菌)じゃないか」と感じたんです。しかし、主治医のAさんは「ホラ、肺全体が炎症状態です」と繰り返すだけ・。隣のベッドのY悦子さんの主治医はF医師。このF医師とA医師の対処の違い、それはエアコンの修理が為されたことを知っているF医師と知らされていなかったA医師の違い、医師としての引き出しの数の違いでした。

 エアコンの故障とフィルター交換の際の感染症に対する無知な業者、その作業を見て見ぬ振りした看護師・。 A医師の不手際を指摘すれば病院全体の管理監督状態まで指摘しなければいけなくなる私は喉元まで出かけた言葉を飲み込むしかなかったんです。後々になって某看護師さんが私に言った言葉が「あの時は抗菌剤の投与が必要でした」というものでした。「こいつ、医師より詳しい」と思ったもんです。 結局、私は母を救えなかった。「母ちゃん、済まないことをした」、「A医師には俺の意見をはっきりと伝えるべきだった」、と私は母に詫び、ずっと悔やんだままで苦しんでいます。

Posted by 濱野裕生 at 08:05│Comments(0)〇:裕生の独り言
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